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日々

まいにち。いや、ときどき。

「見えない羽根」

「見えない羽根」

 

いいよ 取り繕わなくても

背伸びしてるのが素敵なの

大きな君が見たいわけじゃない

 

いいよ 上手じゃなくても

歪なのが素敵なの

整ったものが見たいわけじゃない

 

僕らはあれやこれや突きつけられて

もう てんてこまいさ

もう 眠ってしまいたいさ

正しいことが正しいんだろうけど

はじめて生きてみてるから 確かめていない

 

実際にこの手で触れていこう

順繰りにね

レールのない鳥たちの放物線

 

 

教えてよ 怒られそうなことも

不道徳とか ひとりよがりとか ずるさとか

そんなのが知りたいよ

 

僕らはあれやこれや与えられて

もう 選べないさ

もう 声を上げられないさ

正しいことが正しいんだろうけど

はじめて生きてみてるから 確かめていない

 

実際にこの頭で比べていこう

何が欲しいかを

切れ目のない鯨の広い背中

 

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こんな歌を誰かに歌って欲しかったから、

こんな風に伝えて欲しかったから、

だから私が書きました。

数年前のことです。

この曲を書いて、いろんな場所で歌いました。

でも

誰かに届いたのだろうか?

意味はあったんだろうか?

私にとって大切な言葉は、他者にとっても大切な言葉になりうるんだろうか?

 

もしこの歌によって救われる人がいたとしたら、

それは同時に私が救われたことになるんだ。

なるのに。

私はいつも手を伸ばし続けていて、

その手が誰かに掴まれたためしがないような気がする。

いや、そんなことはないか。届いた人も、確かにいたはず。いたはず。