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日々

まいにち。いや、ときどき。

「百年の孤独」

ガルシア・マルケスさんの「百年の孤独」。

仕事の休憩中に読み終えた訳ですが、読み終えた瞬間の、高揚感がすごかった。もう午後の仕事中ちょっとにやけたもんね。

小説はみんなそうだと思うけれど、ずっと紙を文字が埋めていて。最後の頁を開くと、最初に白い余白が目に入って来るから、あぁこれで終わりなんだとわかる。わかった上で、最後の段落を読む。

息を詰めて一気に読み耽ってきたから、読み終えた瞬間ふうっと力が抜けて。

それから、思いきり鼻ですぅっと息を吸い込む。その時の空気の美味しさといったらないよね!

 

この物語は始めから終わりまでずっと文章の濃さが変わらない。どこの部分も奇天烈で、ドラマチックで、物語に溢れている。どの登場人物にも均等に描写が与えられている。だからクライマックスにかけて盛り上げてやるぞー!みたいな演出はない。ないのだけど、最後はやっぱりぐんと引き込まれて、圧倒された。こういうのを読後感というのかなぁ。読後感が、んーうまく言えないけどとにかく幸福なんです。こんな満ち足りた気持ちを与えてくれるのが、骨太なこういう物語なんだなぁ

 

今年は「冷血」と、この本、二つの作品を読めたことが私の大きな財産になりました。

文学ばんざーい。