読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日々

まいにち。いや、ときどき。

「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」

恵比寿で映画を見た後、

渋谷パルコ1で飢えていたお洋服に触れる。

好きなショップを巡って、その生地にさわるのが大好き。

きれいで丁寧なお洋服は、生地が心地よくて

形や縫い目がきっとすごく考えられて、できているんだね。

お裁縫出来ないから、よくわからないけど、

かわいい!のはわかるよ。

 

シアターコクーンにて

小林賢太郎さんの独り舞台

「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」観劇。

セリフは一言もないし、物語、というわけでもないし、

パフォーマンス、だけど、アクロバットとかそういうのでもない。

ステージには大掛かりなセットもない。

こつこつアトリエで考えられたアイデアと、緻密に描かれた絵、

一人の創造的な脳内を見せられている、という感じ。

音楽もいつも同じ人が作っていて、すごくいいんですよ。弦楽器で。

 

もちろん笑えるんだけど、

でもポツネン、という言葉があらわすように、

どっかさみしくて、どっか心許ない、

夢と現実を行き来して、美しい、すてきな舞台でした。

 

「本当に良いものを作っていたら、必ず嗅ぎつけて来てくれる人がいる」

とカーテンコールで言っていたのが印象的。

「僕を見つけてくれてありがとう」とも。

 

つくることは孤独だけど、でも誰も嗅ぎつけてくれる訳ないじゃん、って

つくること自体やめてしまったら、

可能性ゼロになっちゃう。

だからやっぱり、つくるしかないんだ。

ひとりでつくるものも、だれかとつくるものも、

自分は最善を尽くすしかない。

つくったものは、残るから。

観た記憶は、残るから。

生きていく意味はいまだによくわからないけど、

とりあえず残していこう。日々。