日々

まいにち。いや、ときどき。

「きりこについて」

ラムセス2世の記したきりこの半生のものがたり。
なんか今まで敬遠してきた西さん、初読了です。
読みやすくて、1日でぐんぐん。

昔から、
「今が人生で一番いい時なんだから」とか言う大人が、いやでした。
その人にとって、
若い私は、まぁそれなりに悩みもあるんだろうけれど、輝いている、と決めつけ
それに比べ、
年をとった自分の疲労や諦念は深刻だ、と思っているということ。

勿論相手の痛みの想像は不可欠だと思う。けど。

でも、わたしは、痛みとかって
絶対的なものだと思います。
相対的なものではなくて。

痛いものは痛い。
その時その時で、もうだめだ、と思う。
痛みや哀しみは数値化できないし、
たとえできたとしたって、
実際どう感じるかは人それぞれでしょう。
年がいくつだって、被害者だって加害者だって、
痛いものは痛くて、自分はひとりしかいない。

だから、あの時の方が今回よりつらかった、とか
私よりあの人の方が苦しい、とか
つまり比べること自体が、ちがくないー?と。

なんかそんなようなこと、
「きりこについて」に書かれてることと
つながるような気がしました。


おわり。